カスミソウに似た花白い小花で作る可憐ブーケ術の基本テク講座

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カスミソウに似た花を探していると、ふわっとした小花で同じような雰囲気を出せる種類が意外と多くて迷ってしまいますが、特徴や向いているシーンを知っておくと花屋や通販でも自信を持って選べるようになり、仕上がりの印象もぐっと理想に近づきます。

本記事では、カスミソウに似た花としてよく名前が挙がるレースフラワーやマトリカリア、ワックスフラワー、スターチスなどを中心に、それぞれの花姿や色展開、花束やアレンジでの使い分け方、さらにガーデニングで育てたい品種のポイントまでまとめて解説していきます。

カスミソウに似た花の特徴と選び方のポイント

カスミソウに似た花を選ぶときは、花がどのくらい小さいか、枝分かれの仕方やボリューム感、色のトーンなどをチェックしながら、自分が作りたい雰囲気にどれだけ近づけられるかをイメージしつつ、花束全体のバランスも一緒に考えることが大切になります。

小さな花がふわっと広がるタイプ

カスミソウのように小さな花が無数についたタイプとしては、マトリカリアやアリッサム、イベリスなどが代表的で、どれも細い茎が枝分かれしてふんわり広がるため、ひと枝加えるだけでも空気感が出て、主役の花を柔らかく引き立ててくれます。

  • マトリカリアは小さなマーガレットのような花で可憐な印象
  • アリッサムは甘い香りがあり寄せ植えにも人気
  • イベリスは白い小花が密につき清楚な雰囲気になる

小花がふわっと広がるタイプを選ぶときは、花びらの形や中心の色の違いによって可愛らしさや大人っぽさが変わるので、主役にしたいバラやガーベラとの色合わせを事前にイメージしながら、花屋で実物を見て質感も含めて確認しておくと安心です。

繊細なレースのような花姿のタイプ

レースフラワーやホワイトレースフラワーのように、細かな花がレース編みのようにまとまるタイプは、カスミソウよりも花の一つ一つがやや大きめで平面的に広がり、アンティーク風やナチュラルな雰囲気を出したいときにとても重宝する存在です。

  • レースフラワーはグリーンがかった白で大人っぽい印象
  • ホワイトレースフラワーは明るい白で爽やかな雰囲気
  • アミ小花系の品種は繊細で写真映えしやすい

レースのような花姿のタイプは、写真撮影で上から見たときにも柄がはっきり写るので、テーブル装花やフラットレイ撮影にも向いており、カスミソウよりも少し存在感を出したいときに取り入れると、全体におしゃれなニュアンスが加わります。

ボリュームが出せるカスミソウ風の花材

カスミソウのようなボリューム感を出したいなら、スプレーカーネーションの小輪タイプや、ふさふさと枝分かれしたスターチス、リモニウムなども候補になり、まとめて入れると花束のスキマが埋まり、少ない本数でもリッチに見えるのが大きな魅力です。

  • スターチスはカラーバリエーションが豊富で長持ち
  • リモニウムはニュアンスカラーが多く旬の雰囲気になる
  • 小輪スプレーカーネーションは可愛らしいボリューム感

ボリューム重視のカスミソウ風花材を選ぶときは、主役の花よりも色を少し抑えめにするか、同系色でそろえることでごちゃつきを防げるので、花束をプチプラでボリューミーに見せたいときこそ、色数を絞って花姿の違いを楽しむのがおすすめです。

はな
はな

カスミソウに似た花は、使う量や色の違いで雰囲気が大きく変わるので、花束全体のイメージから逆算して選ぶと失敗しにくいです

フラワー
フラワー

カスミソウっぽい小花ってふわっと感盛れるから、少ない本数でも写真めちゃくちゃ映えてコスパ良いよね

はなとフラワーの会話のように、自分がどんな雰囲気のブーケを作りたいかを言葉にしてみると、カスミソウに似た花の中からも候補が自然に絞れてきて、花屋で迷ったときにも芯の通った選び方ができるようになります。

花束で使いやすいカスミソウに似た切り花

実際に花束を作る場面では、扱いやすさや花持ちの良さも重要になるため、カスミソウに似た花の中でも茎がしっかりしていて水揚げしやすく、日常のプレゼントや記念日のギフトにも安心して使える切り花を知っておくと、とても心強く感じられます。

レースフラワーやホワイトレースフラワー

レースフラワーやホワイトレースフラワーは、ふんわり広がる繊細な花姿に対して茎が意外としっかりしているので、少し大きめの花束やナチュラルブーケの中でも埋もれにくく、カスミソウより大人っぽい雰囲気を出したいときにぴったりの花材です。

  • ナチュラルウェディングのブーケに合わせやすい
  • グリーン多めのアレンジにも相性が良い
  • 白い花なので他の色とケンカしにくい

特にホワイトレースフラワーは、真っ白すぎない柔らかな色味と細かなフリルのような花形のおかげで、どんな主役花とも調和しやすく、カスミソウより少しこなれた印象に見せたいときに、少量だけ忍ばせてもおしゃれに決まりやすい存在です。

マトリカリアやワックスフラワー

マトリカリアは小さなマーガレット風の花が愛らしく、ワックスフラワーは蝋細工のような質感の小花がたくさんつくため、どちらもカスミソウと同じようにスキマを埋めながら表情を豊かにしてくれる名脇役として、花束作りで活躍してくれます。

  • マトリカリアはナチュラルでガーリーな雰囲気になる
  • ワックスフラワーは香りがある品種も多く華やか
  • どちらも小分けにして複数の位置に散らしやすい

マトリカリアやワックスフラワーを選ぶときは、花屋でつぼみの付き具合や開き具合を見ておくと長く楽しめるので、すぐ渡す花束ならある程度咲いているものを、数日飾りたい場合はつぼみ混じりのものを選ぶなど、渡すタイミングから逆算するのがコツです。

スターチスやリモニウムなど長持ち系

スターチスやリモニウムは紙のような質感の花びらで水下がりしにくく、ドライフラワーにもなりやすいので、飾る期間をできるだけ長く楽しみたい人や、気温が高い季節に花束を贈りたい場面で、カスミソウの代わりとして大きな力を発揮してくれます。

  • スターチスは紫やピンクなど色展開が豊富
  • リモニウムはくすみカラーが多くトレンド感が出る
  • どちらも花束がボリュームアップしやすい

長持ち系のカスミソウ風花材を取り入れるときは、主役の花よりもワントーン暗い色やくすみカラーを選ぶことで、時間が経っても色あせが目立ちにくくなり、飾り終わったあとにスワッグにして楽しむなど、セカンドライフまで見据えた使い方ができます。

色別に楽しむカスミソウに似た花の種類

カスミソウに似た花は白だけでなくピンクやイエロー、ブルー系の小花も多く、色別に選ぶことで花束の雰囲気をがらっと変えられるので、贈る相手の好みや飾る部屋のテイストに合わせて、ベースカラーから考えると統一感のある仕上がりになります。

白いカスミソウ風の花でナチュラルに

白いカスミソウ風の花としては、レースフラワーやイベリス、アリッサムなどがあり、どれも清楚でナチュラルな印象を持っているため、グリーン多めのブーケやホワイト系インテリアと相性が良く、性別問わず贈りやすい万能カラーとして活躍します。

  • ホワイトトーンでまとめると上品で落ち着いた雰囲気になる
  • グリーンを多めにすると瑞々しさが際立つ
  • アクセントに少量のベージュやブラウンを足してもおしゃれ

白い小花を選ぶときは、真っ白なのか少しアイボリー寄りなのかでも印象が変わるため、ナチュラルにしたいときはクリームがかった白を、きりっとした雰囲気にしたいときは青みのある白を選ぶなど、微妙な色の違いにも注目してみると楽しくなります。

ピンク系の小花で可愛らしく

カスミソウに似たピンク系の小花には、ピンクスターチスやピンクのマトリカリア、小輪のスプレーカーネーションなどがあり、少量加えるだけで全体が一気に可愛らしく見えるので、誕生日や記念日のプレゼント、子どものお祝いなどにも使いやすい色味です。

  • ピンク系は同系色のローズやガーベラと相性抜群
  • 白い小花と合わせると甘さを程よく中和できる
  • くすみピンクを選ぶと大人っぽい印象になる

ピンク系の小花を取り入れるときは、全体をピンク一色にまとめると甘くなりすぎることもあるため、白やベージュの花を混ぜて抜け感を作り、グリーンを少し多めにすると程よく大人っぽさも保てて、幅広い年代に似合うバランスに整えやすくなります。

イエローやブルー系で個性を出す

イエロー系では小花のソリダコやミモザ、ブルー系ではネモフィラやブルースターチスなどがカスミソウのような脇役ポジションで活躍し、ポイント使いするだけで花束全体に遊び心や季節感がプラスされて、おしゃれな個性をさりげなく演出できます。

  • イエローは元気で明るい印象になりお祝い向き
  • ブルー系は爽やかで落ち着いた雰囲気を出せる
  • 多用しすぎず差し色として使うとバランスが良い

イエローやブルー系の小花は、主役の花との組み合わせ次第でポップにもシックにも変化するので、差し色として使う本数を少しずつ変えて試してみると、自分好みのバランスが見つかりやすく、季節ごとのアレンジ研究もより楽しくなっていきます。

はな
はな

色違いのカスミソウに似た花を少しずつ覚えておくと、贈る相手の好みや季節感に合わせてアレンジの幅が広がり、同じ予算でも印象を変えやすくなります

フラワー
フラワー

推しカラーの小花を差し色にすると、一気に自分っぽいブーケになってテンション上がるから、色遊びはどんどん試してほしいな

チャットの通り、色を意識してカスミソウに似た花を選ぶだけで花束の雰囲気はぐっと変わるので、まずは白をベースにしてピンクやイエロー、ブルーを少しずつ足しながら、自分や贈る相手の好きなバランスを見つけていく過程も楽しんでみてください。

シーン別に使いたいカスミソウに似た花

カスミソウに似た花は、結婚式や誕生日プレゼント、日常のインテリアまでさまざまなシーンで活躍してくれるので、シーンごとのマナーや雰囲気に合わせて花材を選べるようにしておくと、相手により喜ばれるおしゃれなアレンジを提案しやすくなります。

結婚式やウェディングブーケに合う花

結婚式やウェディングブーケでは、ホワイトレースフラワーやイベリス、アストランティアなど、繊細で上品な小花をカスミソウの代わりに取り入れると、ナチュラルさは保ちつつも少し特別感のある雰囲気に仕上がり、写真映えも期待できます。

  • ホワイト系小花はドレスの色を選ばず合わせやすい
  • 繊細な花姿はアップ写真でも美しく写りやすい
  • グリーンと組み合わせると海外風のブーケになる

ウェディングシーンでは、花束を持つ時間が長く気温や照明の影響も受けるため、見た目の可愛さだけでなく花持ちや水下がりのしにくさも確認し、事前にフローリストと相談しながら、自分の好みと実用性のバランスを取って選ぶことが大切です。

プレゼント花束やギフトにおすすめの花

誕生日や送別会などのプレゼント花束には、マトリカリアやワックスフラワー、スターチスなど明るく元気な印象の小花をカスミソウの代わりに入れると、写真映えしながら日持ちもしやすく、相手が自宅で飾る時間も長く楽しんでもらえます。

  • マトリカリアは性別問わず贈りやすいナチュラル感
  • ワックスフラワーは香りがあり開けた瞬間の印象が良い
  • スターチスは長持ちでお世話が簡単なので忙しい人向き

ギフト用のカスミソウ風小花を選ぶときは、相手の生活スタイルや飾る場所もイメージしておき、こまめな水替えが難しそうなら長持ち系を中心に、花が好きでお世話も楽しめる人なら少し繊細な品種に挑戦するなど、相手目線で考えると失敗が減ります。

インテリアやスワッグに向くカスミソウ風

インテリアとして楽しむなら、スターチスやリモニウム、ミモザなどドライフラワーにしやすい小花をカスミソウ風に使うのがおすすめで、そのまま花瓶に飾ってから乾かしたり、最初からスワッグやリースにまとめたりと応用の幅が広いのが魅力です。

  • ドライにしやすい花材を選ぶと長期的に楽しめる
  • 色あせを味として楽しめるくすみカラーも人気
  • 壁掛けスワッグにすると省スペースで飾れる

インテリア向けにカスミソウに似た花を選ぶときは、日当たりや湿度の影響で色が変わることも見越して、最初から少し濃いめの色を選んだり、複数の花材をミックスして変化を楽しめるようにしておくと、時間が経っても飽きにくいディスプレイになります。

育てて楽しむカスミソウに似た花のガーデニング

花屋で買うだけでなく、自宅の庭やベランダでカスミソウに似た花を育てられると、好きなときに小花を切って飾れるようになり、ガーデニングとフラワーアレンジの両方を一度に楽しめるので、花好きさんにとっては大きな楽しみが広がります。

種から育てやすい一年草・宿根草

レースフラワーやアリッサム、ネモフィラなどは種から育てやすく、カスミソウに似た小花を庭一面に咲かせたい人にぴったりで、発芽適温や日当たりを守れば初心者でもチャレンジしやすく、少しずつ育っていく様子を見るのも楽しい時間になります。

  • レースフラワーはこぼれ種で増えやすい品種もある
  • アリッサムは花期が長く長く楽しめる
  • ネモフィラは春の青い絨毯のような景色が作れる

種から育てるときは、いきなり広い範囲にまくよりも最初はプランターや一部の花壇で試してみて、育ち具合や自分の管理のペースを確認しながらエリアを広げていくと、失敗したときのダメージも小さく、気楽にステップアップしやすくなります。

ベランダや鉢植えで楽しめる小花

庭がなくても、アリッサムやイベリス、小型のスターチスなどは鉢植えやプランターでも育てやすく、玄関先やベランダに置くだけでカスミソウに似た小花がふんわり咲き、外に出るたびに気分が上がる小さな花畑のような空間を作ることができます。

  • コンパクトな品種を選ぶと鉢植えでも管理がしやすい
  • 寄せ植えにすると主役の花を引き立てる役割も果たせる
  • 香りのある品種を選ぶと癒やし効果も期待できる

ベランダガーデニングでは、風通しや日当たり、水やりの頻度が庭とは少し違ってくるので、鉢底石を入れて水はけを良くしたり、受け皿に水を溜めっぱなしにしないなど、基本的なポイントを押さえるだけでも、小花たちが元気に育ちやすくなります。

ドライフラワーにもできる庭のおすすめ

スターチスやミモザ、リモニウムなどドライフラワーにしやすい小花を庭で育てておけば、タイミングを見てカットして逆さ吊りにするだけで、自家製のカスミソウ風ドライをストックでき、スワッグやリース作りの材料費を抑えつつ楽しめるようになります。

  • 晴れた日に水分が少ない時間帯にカットするのがコツ
  • 風通しの良い日陰で束ねて逆さに吊るすときれいに乾く
  • 完全に乾いたらホコリがつかない場所で保管する

庭で育てた小花をドライにして楽しむと、季節ごとの思い出も一緒に残せるようになり、飾るたびにその年の庭の様子を思い出せるので、少し手間はかかりますが、手作りならではの温かみや満足感を味わえる贅沢な楽しみ方だといえます。

ここまで紹介してきたように、カスミソウに似た花は切り花からガーデニング向きの品種まで実に多彩で、雰囲気やシーンに合わせて使い分けることで、同じ主役の花でも印象を大きく変えられる頼もしい存在として、日常の花時間を豊かにしてくれます。

まとめ

カスミソウに似た花を知っておくと、手持ちの花や好きな花と組み合わせるだけで雰囲気を調整しやすくなり、花束やインテリア、ガーデニングまで幅広いシーンで自分らしいアレンジを楽しめるようになるので、気になった品種からぜひ試してみてください。

いかがでしたか?カスミソウに似た花はひとつ覚えるごとにアレンジの幅が広がっていくので、まずは花屋で見かけた名前をメモしたり小さなブーケから取り入れてみて、自分好みの小花コレクションを少しずつ増やしていきましょう。

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